2011年12月30日金曜日

白の世界

今年は自分が監督の制作はショートフィルム1本、ミュージックビデオ2本、そしてサポートではショートフィルム編集1本、ショートフィルム音効&MA1本、ショートフィルム撮影&音楽1本だった。

我ながらよくやったもんだと思う。来年は自分の制作は、ショートフイルムはじっくりと四季を通じた作品を作りたい。ミュージックビデオはこれまで自分が表現したことがない方法で制作にチャレンジしてみたい。
 

この冬はレコーディングもいくつか入っているので、音の世界もきっちりと仕上げたいのだ。

2011年12月12日月曜日

サポートな11月

あいやー、11月は色々なことがありすぎてこのブログをまったく書けない有様!

ひとまず、いくつかの映像制作のお手伝いをさせていただいておりました。
これまでは自分が監督をして周りの人達にサポートをお願いしていたのだけど、今度は自分がサポートしよう、ということで編集や撮影や音楽や音効やMAなどなどをお手伝い。それぞれの作品はいずれ公開されると思われるので楽しみ楽しみ。

サポートする側になってみて初めて、サポートする側の気持ちが分かり、今度自分が監督する時のとても良い勉強になりました。一言で言えばやはりコミュニケーションだね!

あとは地味にレコーディングもしていました。「地味に」といっても内容は派手で、大変なことになりそうな予感・・・。

と、言っている間に師走。とりあえず年忘れの飲み会で豚串食べてほっこりしよーか。

2011年10月30日日曜日

短編映画祭

(映画祭の会場近く、狸小路7丁目界隈がホットだ)
10月になってからすぐに、札幌国際短編映画祭にどっぷりと漬かった。制作したショートフィルムが上映されたのはもちろん嬉しかったのだけど、昨年と違い、他の監督さんやクリエイターの方々と交流できたことが大きな喜びだった。

映像制作者の層はまだ薄いと感じる。これは音楽と比べても手軽さの点で映像制作の敷居が高いことが原因のひとつだろう。しかし機材の進歩によって、iPhoneのような携帯でムービー撮影と編集まで出来てしまうようになった現在、映像制作が手軽になって層が厚くなり、質も高くなっていくと思われる。

札幌国際短編映画祭でも、「ティーンズ部門」とか設けて、高校放送部で映像部門の「写真甲子園」的な登竜門になるような展開も面白いと思う。

いずれにしても、若い監督さん達のサポートがしたいなぁと思っているこの頃。さっそくサポートする展開になってきています。
乞うご期待。

2011年9月21日水曜日

おたる

(今日の小樽の夕焼けはきれいだったなぁ)

自然災害が本当に多く気が滅入ってしまうが、想像力を働かせて知恵を出し、やれることをやるしかない。

自然と言えば、小樽はフォトジェニックな街で、街中いたるところがロケ地になるような佇まいだ。本当に美しい。自分がそこにいることに感謝して、心して撮っていこうと思う。自分が生活している範囲を大切に表現していく制作をこれからも続けていこうっと。

こだわる、というほど強くはなく、自然に。

2011年9月18日日曜日

あのね・・・

現在絶賛編集中のミュージックビデオは児玉梨奈さん。ギター女子なシンガーソングライターであります。今回は、画家のセイノユカさんのライブドローイングとのコラボ!二人とも私が惚れ込んで制作をお願いした次第っ!

ライブドローイングはそれこそ「ライブ」なので、撮影が上手くいかなかったらもう一度やり直すことが出来ない状況だったので、それなりに緊張もしたけど、どうやら抜かりなく撮れていた模様。今回の室内撮りは照明機材をがっつりと持ち込んでギンギンに光らせることが出来た。暑かったけど・・・。色々な反省の元、少しずつ進歩しておりまする。。。

室内の装飾も勢いで、えいやーっと作った。セイノユカさんには非常にタイトなスケジュールの中、布を染めたり大工仕事をしたり、かなりな作業量の制作になってしまった・・・。

撮影はすべて完了していて、あとは私の編集作業を待つばかりな訳だけど、相変わらず悶絶しております。今月中には公開できるかな???

2011年8月30日火曜日

美しさと可愛さ


夏が終わってしまうなー。今年の夏は何と言ってもC.I.Project「スペシャルデイズ」のミュージックビデオ制作!モデルの小山未希ちゃんは、美しさと可愛さを兼ね備えた元ミス北海道米。大変な坂道を自転車で何回も駆け上がったり、照りつける太陽の下で走り回ったり、過酷な撮影だったけど、笑顔で元気に切り抜けてくれました。

このミュージックビデオの自分の中での勝手なテーマ(笑)が「そうだ、海へ行こう」ということで、海へ向かう時の高揚感であるとか、海を感じた時の開放感とか、そのようなことを表現したかった。

・・・未希ちゃんの笑顔は抜群でした。


さて、彼らの1stシングルにはもう1曲、「ストラップ」という曲がカップリングであるのだけど、こちらのミュージックビデオも作りたいのだ。こちらに出演してもらう予定のモデルさんもとってもキュート!乞うご期待!

2011年8月12日金曜日

スペシャルデイズ(その2)

このミュージックビデオのバンドシーンの撮影は、グランドパーク小樽の結婚式場(和式!)を使用した。映像を見れば分かる通り、海側に突き出した部屋で3面が窓、窓の外はヨットハーバー、という最高のロケーションだ。しかし最高に逆光な場所だ(笑)!

結婚式場という性格からなのか、外の光を活かすためなのか、内部の照明は十分ではなく、照明機材も大したものを持っていないので、「外の海を撮ろうとするとバンドメンバーは真っ黒」「バンドメンバーを撮ろうとすると窓の外は真っ白」という画になってしまい、編集段階でもこの組み合わせに相当苦労した。かなりがっしりとした照明機材でガンガンに内部を照らさなければこれは解決しない。

あとは和式の式場なので、じゅうたんが朱色でバンドとなじまない。窓側の一部がフローリングだったので、なるべく朱色絨毯を映さないようにすることも苦労した点。

ちょっと手ブレがあるAメロの出だしのシーンはホテルにあった荷物を載せる台車を借り、その上に三脚を立てて私が乗り込み、助手として手伝いに来てもらったメイクチーム・アイロジックの草食系男子、タクちゃんにウンセウンセと引っ張ってもらった。何回もやらせてごめんね、タクちゃん。次の撮影までにダイエットしておくから。

2011年8月8日月曜日

スペシャルデイズ(その1)

このブログでもちょこちょことは触れていたが、5月の終わり頃に打ち合わせをしてから2ヶ月半近くかかり、ひとつのミュージックビデオが完成した。C.I.Projectというバンドの「スペシャルデイズ」という曲。爽やかなサマーチューンなので、ロケは天気がヒジョーに大切だった訳で、天気予報をにらみながらヤキモキしながら、撮影延期したり調整したりしてようやくここまでたどり着いた。。。

でも、ロケ地とバンドやモデルさんのパフォーマンスは最高でした。この曲は、8月5日に全国リリースされたということなので、是非チェック(アマゾンサイトへ)して欲しい!ミュージックビデオも間もなく公開されるようだけど、ひと足先にCMを・・・。

2011年8月7日日曜日

神々しい色

さて、次のMV制作は児玉梨奈さん。撮影の準備を進めていて、ロケハンに行ってきたのだけど、天気と雲の感じがちょうど良いでわないかっ!景色の色の感じが良いでわないかっ!ということで、とりあえず素材を撮ってしまうべか、とチャッチャッと撮ってまいりました。

やはりここは画になります。曲が醸し出す世界観と合います。撮影日は前半曇っていて、後半晴れてくれれば最高なのだけど、そんな都合の良いようにはならんのかな。そしてやっぱり逆光。これは照明機材をそろそろ買いなさいという神様からのお告げか。。。

2011年7月31日日曜日

図画工作のじかん

現在、ミュージックビデオの仕上げの段階に来ているのが、C.I.Projectというバンドの「スペシャルデイズ」という曲。この曲は8月5日に全国リリースされる、爽やかな夏の歌だ。そのビデオのオープニングで曲名とバンド名を表示するのだが、単にPCで表示するのは単純すぎるということで、サマーチューンだし、タイトル文字を氷の中に入れてそれを撮影しようということになった。

どのように氷の中で固定させるのか悩み、、、さっそく図工の時間。

まずは発泡スチロールの箱を準備して、、、 
文字をラミネート加工し、それに針金をくっつける、、、
こんな感じ!
それをひとつずつ発泡スチロールに刺すと、、、
こんな風になる。
それを横から見た図。。。
で、そこに湯冷ましした水を注ぎ込み、、、
業務用冷凍庫でゆっくりと凍らせる。
うまく出来るかな。







これで撮影できると良いけど・・・。のんびりしていると融けてしまうな!

2011年7月27日水曜日

M監督

撮影が終わり引き続き編集するのであるが、私の場合は大至急、とにかく頭から終わりまでざらっと並べてみて、通しで見られるようにする。それで気になるところを直していく訳であるが、大抵、最初は自己評価が最悪である。

それで関わったスタッフや出演者に、その自己評価の低い初期編集作品を「こんな感じだけどどう?気になるところある??」と聞きまくる。初めて関わった人達は「監督は何で完成前のもの見せるのか?」「自分で監督した作品なのに俺らに聞いてきてどういうつもりなんだ?」「ってかそれを考えるのが監督の仕事でねーか!」というように思われても仕方がない。

監督によっては撮影や編集に口出しさせない人も多いと思うが、私は逆。途中経過時点でバンバン意見をもらいたいMっ気たっぷりタイプ。だけど、もらった意見を取り入れるかどうか最終的には私の判断で決める、というスタイル。ん?これってタチが悪い??ズルい??

とりあえず今まで制作してきた監督作品はこのスタイル。途中経過公開だと、関わった人達の参加意識が高まり「皆で制作した作品」感がとっても高くなるのだよ。。。と言い訳する。

2011年7月24日日曜日

安全第一

バンドの撮影が1曲終わった。編集作業という長い道が待ち構えている。メンバーや関わっていただいた人達に見せられるように、ひとまず粗い編集をしてみた。

続いていくつか別のミュージックビデオにも取り掛からないとならない。そのうちのひとつは、モデルの子に中学生か高校生の女の子を使いたいのだけど、大人と同じように知り合い関係で探してお願いするのは、相当躊躇をしている。

やはり事故が心配。制作に参加するのにあたり、大人は自分の判断で参加する訳で、それでも事故は嫌だけど、まだ何とかなるかもしれないが、子供の場合、万が一事故が起きた時の責任が大人以上にデリケートだと思われる。

ううむ。考えすぎかもしれないけど、自主制作を行う上で、最も大切なことは安全の確保だと思っている。

2011年7月18日月曜日

おじさんの敗北

高校の学園祭なるものに行き、そこでのクラス対抗ダンス大会を観たのだが、レベルが高い!思わず2日間通って、合計4カメで撮った映像を編集するモチベーションすら生まれてしまった。ダンスを習っていたりする特定の能力が高い子に依存しないで、クラス全体でまとまって盛り上がったチームが良い。

思い出してみると、自分が高校生の時には既に自作の曲をレコーディングしてデモテープ(当時はまだカセットね)を作っていた。体力も気力も十分にあり、受験勉強の合間を見つけては制作に励んでいたなー。

高校生の皆も、何かを作り出すパワーをずっと持ち続けてほしい。お、オジサンも負けへんでー!

2011年7月10日日曜日

札幌国際短編映画祭

札幌国際短編映画祭に応募していたショートフィルム、「或る事情」が、世界88カ国2,291の応募作品の中で、オフィシャルセレクションに選ばれたことが分かった。
詳しくは→コチラ

実は、昨年もミュージックビデオ「おかえりいつか」がこの映画祭の「北海道セレクション」に入選したのだけど、それは小樽ショートフィルムセッションで優秀賞を受賞した流れで入ったという経緯がある。
なので今回は、シナリオ作品を普通に応募して審査を経て選ばれたので素直に嬉しい。これは以前にブログでも書いたのだが、2月の冬ロケだったので、脚本家の杉澤さんに「オール室内ロケ可能な本を」というヘタレなお願いをして書いてもらった本。

コンペ対象外のジャパン・オフシアター上映でのセレクションであるが、大変光栄で嬉しい。あの作品が劇場で上映されるのかと思うとワクワクするのと同時に、果たして良いのだろうかとドキドキもする。

いずれにしても関わってくれたキャストやスタッフの人達に本当に感謝。皆のエネルギーが集まって結果が出たのでお祝いしよう~!!

2011年7月1日金曜日

てまひま

登山家ヒラリーの言葉に「精神的にはアマチュアで、技術的にはプロフェッショナルでありたい」というのがある。まさに私の目指すところ。

アマチュアはアマチュアの作法があると思っている。それは「手間ひまをたっぷりかける」ということだ。予算や機材道具や人手が無い分、知恵を絞り手間ひまをかけるのが作法。アイデアについてもプロアマは関係ない。あとは映像で言えば、毎日ロケハンしているつもりで過ごしていれば地元のロケ地では誰にも負けない、とか。

音楽や映像に限らず、料理などモノ作りすべてに言えることかもしれないなぁ。素材をどのように活かすのか、なんて共通するところ多し。

2011年6月27日月曜日

毎日が仕込み

撮影当日というのはお祭りみたいなもので、それまでにその50倍くらい準備時間を費やしている。寿司屋の仕込みと同じで、開店までの下ごしらえが全て、ということかもしれない。それでも、天気であるとか、自分の力ではどうすることも出来ないことが当日は起きる。

今回のロケ地の海岸には何回足を運んだろうか。そもそも、その海岸を見つけるまでにも、さんざん海沿いをドライブして、車を停めては海を確認して、というロケハンから始まっている。
「自転車で坂を駆け上がるカット」を撮るためのロケハンでは、イメージ通りの坂や路地がないかと細かい路地も含めてウロウロと探し回った。結果的にはバッチリの場所で最高の条件で撮ることができた。

そうなると、やはり普段の行動範囲の中ではロケ地の多くは小樽、ということになるのは必然的だ。ある意味、毎日がロケハン。

2011年6月26日日曜日

特別な日

新しいミュージックビデオの、モデルさん部分の撮影はピーカンに晴れた!晴れ過ぎて逆に光が強すぎて撮影が大変だったくらい。空に小さな雲がプカプカと浮かんでいてくれたら画的には最高なのだけど、晴れないようと悩むよりは100倍良い。

あの海と空は最高だったし、何よりモデルさんが楽しんでやってくれた。さらに言えば、朝が寒かったせいか、海にほとんど人が出ておらず、その点でも撮影が非常にやりやすい環境だった。スタッフ役で参加してくれたバンドメンバーや、撮影許可を快く出していただいた海岸の地元の方々に感謝します。

現在、編集の真っ最中だけど、本当にお日様の力というのはすごい。当たり前だけど暗いよりも全然調整しやすい。レンズは7-14mmのパナ広角と、カールツァイス50mmプラナーの2本のみ。この2本でメリハリがある良い画を撮ることが出来た。

しばらくの間は編集作業で悶絶しています。

2011年6月19日日曜日

てるてる坊主

出演していただけるモデルさん達と小樽までロケハンに行ってきた。

良い天気で今日撮影したいくらい。撮影イメージをモデルさんと一緒に確認してもらうことが出来た。行きと帰りの車の中でも色々とイメージのことや考えや様々なことをお話しできたのも良かった。
 
当たり前だけど、モデルさんに撮影予定地に立ってもらうと、よりイメージが鮮明になる。使うレンズの種類は当日の天気次第だけど、画角のイメージはしっかりとつかむことが出来た。

あとは当日の天候だー

2011年6月16日木曜日

Rigwheels

Rigwheelという台車を海外通販で買った。台車と言っても小さなもの。




今までのリーベックの三脚用ドリーにも当然車輪が付いているけど、レールの上を滑らすには不適当な車輪だった。なので、まずは既存の車輪をはずして・・・。




 小さな台車にボルトを取り付けてドリーに替わりに付ける。





  この台車は幅3cmの塩ビパイプをレールにして、この上をスーッと走るのだ。









塩ビパイプが転がらないように角材に溝をつけて・・・。




塩ビパイプをこのように載せる。
工作工作!



こんな風に台車が載っかる!




これで三脚用移動ドリーの完成!
イエーイ!これでスムーズなドリー撮影が出来るようになったよーーー。すんごいスムーズ!撮影に活躍しそうだー。うれしい。

2011年6月15日水曜日

ネットの立ち位置

(今度のミュージックビデオのロケ予定地だよ)
TwitterやFacebookにより自分の現在過去の知り合いの状況や考え等の情報が、湯水の如く流れて来る状態になった。この「知り合いの(知らなくてもよい)リアルタイム情報の氾濫状態」というのは正面から受けずに「流す」ようにしておかないと、結構なストレスになる。

基本的に私は、ネット上では趣味である音楽・映像制作のことしか触れないようにしている。そもそも現在の仕事はネットコミュニケーションツールを使用する必要性は無いし、それに割く時間も無い。仕事のことはしっかりとリアルにFace to Faceで話せば良い。

趣味の制作についてはとにかく時間が限られているし集まるメンバーも毎日顔を合わせている訳ではないので、ネット機能を最大限使用して、情報・気持ち・制作の進捗状況・制作上の悩みなどがメンバーに共有出来るように活用したいのだ。ネットを何の目的で使っているのかを明確にしておいてそこを外さないようにしておかないと、ネットそのものが目的になって本末転倒になっちまう~。

でもそう考えると、私のようなスタンスで制作している人達にとっては素晴らしい環境があるってぇことさね。

2011年6月13日月曜日

日常からNEWを

絵コンテも苦手だけどがんばろう~

普段の生活の中で、例えば通勤中や歩く街の中、仕事中に眺める景色や場所で「おっ素敵だっ」「良いなあ」と、ふっと気がつくようなところを撮りたいと思う。特別な場所や新しい刺激を作る場所ではなく、日常のヒトコマ。

人の表情、動き、しぐさもそう。普段の何気ない会話やアクションの中での喜怒哀楽。それを撮りたい。その場所と喜怒哀楽の積み重ねが時間となって生活になっていく。あぁ日常があるんだなぁと気がつく安心感。

なので映像制作を始めてからずっと人もモノも場所もキョロキョロと日常を観察しています!って気味が悪いか?!

そのヒトコマヒトコマを切り取り編集を重ね、その結果、新しい何かを生み出すことが出来るかそれが私の挑戦であり究極!

2011年6月11日土曜日

道は続く

木曜の夜は昨年から取り組んでいるショートフィルムのCG部分の詰めの作業。時間は掛かったけど素晴らしい出来上がり。あと2箇所だけ合成などが必要です。ラストスパートなるか!CGクリエイターに期待っ!

金曜日は、フライヤーパークにライブを観に行った。こじんまりとしているけど、アーティストへの愛情をひしひしと感じるお店で、とっても気に入った。近所にあったら間違いなく通ってしまうだろうな。

自分は、作りたいから作るというスタンスで映像の制作をしているけど、当然、作品によってその利用目的がそれぞれ違う。いくら無償で趣味として制作をするとはいっても、出来上がる作品の使われ方によっては、撮影許可や映り込みなど、後から問題になることが無いように相当な気を遣う。
制作に関わる人の、それぞれの意識や事情、思惑の差が当然ある。配慮と感謝を忘れずに、各々のレベルで充実感が感じられる制作が理想。それぞれが期待をし過ぎないことも大切だと思う~。

2011年6月8日水曜日

映像+

「映像+」という雑誌の最新号がミュージックビデオ特集だったので通読。

がんばって作ろう。自分が素敵だなぁと思える場所をたくさん撮ろう。手を抜かず労力を惜しまず、ロケ地もたくさん交渉して、良かったなあと思える作品を作ろう。

例えば、今回登場するヒロインの家という設定で、藻岩下のCAFE BLANCとか。その家から思い立って海に自転車で繰り出して行く、みたいな。たぶん、ほんのちょっとしか登場しないけど、そんな撮影が出来たら良いな。

いや、まだまったく私の頭の中の話だけど・・・

2011年6月7日火曜日

三昧

絵コンテ描いていて迷った時や煮詰まった時は、ミュージックビデオを観る。インプット過剰状態をキープするのと、その時に煮詰まっている内容によって同じミュージックビデオを観ても感じ方や観るポイントが変わってくる。雑多に作品を観ることによって、脳の中でフュージョンが起きることもあるかも・・・?

Youtubeだと際限がなくなったりミュージックビデオ以外のビデオを見ちゃうので、なるべく円盤で観るっ。のだっ。

2011年6月6日月曜日

バゴーーーン

(写真と本文は関係ありません、今日は・・・)
今日はなんだかすっきりとしない天気。晴れたとしても空の色がまだ濃くなくて気分も上がらない。陽の光のパワーってすごい。

なぜか無性に焼きソバが食べたくなる。インスタントではないやつ。インスタント焼きそばと言えば、北海道は「焼きそば弁当」ヤキベンだけど、「焼きそばバゴーーーン」も捨てがたい。バゴーン、ではなくバゴーーーン。でも札幌では店頭でなかなか見つけることが出来ない罠。もしかして売っていないのかな?

あ、いや、インスタントではないのが食べたいのでした。太麺でオタフクソースね。紅ショウガやや多めで。

2011年6月5日日曜日

境界線

海に向かって行く時に「ああ、ここから海だなぁ!」という境界線がある。海が見えていなくても、海だと感じる境界に入ったと分かる。境界線の位置は季節や日、時間によって異なる。

恐らくそれは、匂いだったり色だったり、風だったりするのであろう。磯の匂いを感じると、すーっと深呼吸したくなる。そして海の境界線を越えると、嫌なことを忘れることが出来たりする。

今回の映像では、そんな「海の境界線」を表現できたら良いな。海が見えてきたら駆け出したくなる感覚。

2011年6月3日金曜日

整いました

ミュージックビデオの中で、ミュージシャン本人が画面に出ない、あるいは出るけれども割合が少ないものを制作しようと考える時、「ミュージックビデオ」を作ろうと思うと行き詰まる。
この楽曲の良さを引き出すためには、このアーティストの良さを引き出すためにはどうしたら良いかということを考え過ぎてしまって、結果的にパワーのない画作りになってしまう可能性が高い。

楽曲を聴きこんだ上で一旦楽曲から離れて、「ショートフィルム」を作るつもりで映像世界を構築していけば良いかも!と思い、目の前が開けた感じ!こうすると、歌詞に大きくとらわれることなく、映像は映像で物語りを作っていけば良いと考えられて、自由になる。ただし、楽曲を聴き込んだり、アーティストと良く付き合った上での話し。

今回の企画群の中で1曲については、まるっきりショートフィルムを作ってみて、そこに楽曲を当ててみようと思っちょります!

2011年6月2日木曜日

制作は愛情!

今日はミュージックビデオに出てくれることになったモデルさんと打ち合わせ。私が喋るだけみたいな感じだったので、打ち合わせと言うよりは説明会みたい。私が制作したいイメージを伝え、スケジュール的なところも確認。説明することによって、自分の頭の中が整理されるということもある。今回のモデルさんとは旧知の仲なので、コミュニケーションが取りやすい!

撮影させてもらう場合、被写体の人と十分にコミュニケーションを取り、仲良くなっておくことがとっても大切だと実感している。自分も相手に心を開くのと同時に、相手も自分に心を開いてくれないと良いショットは撮れないです。キッパリ

なので出来うる限り、一緒に飯に行ったりたくさんお話したり、ミュージシャンであれば作品を聴き込んだりライブに行ったりする機会を多く作るように心掛けている。その中で「クール!」と思えるポイントを自分の中で盛り上げていく時間をたっぷりと作って撮影に臨むのがベスト。なのでロケ地のことも好きになるために足をたくさーん運ぶのだ!

すべてへの愛情だーねー

2011年6月1日水曜日

事件は現場で起きている

(防波堤が良い感じです)
やはりね、現場に行かないとダメですよ。現場に足を運んだ時間の長さで良いカットが撮れるかどうかが決まると思う。
今日は地元の人に案内をしてもらって、撮影予定地を再ロケハン。そこに長く住んでいる人に「このようなカットを撮りたい」と話し「それならココかなぁ」という感じでぐるぐるとロケハンした。
(ココを自転車で駆け下りる・・・)
かなり良い感じです。あと何回かは足を運ぶ予定です。出来れば色々な時間帯で。不審者に思われたら困るけど。

2011年5月31日火曜日

過剰に、待つ

(ホッカイドウらしい森林浴だぁ~)
しっくりとした映像のイメージが出てこない。撮りたい画がバチーンって頭の中にイメージ出来た時って、既に8割くらい完成している状態だと思う。
こんな時はぼんやりするのではなくて、ひたすら撮影予定地に行って感じることだと思う。現地をウロウロする。周辺を探索する。そして好きな映像や写真をたくさん見る。インプット過剰状態を作る。

たぶんそのうちにストンとイメージがやってくる。それまでインプットを続けながら、待つ。

2011年5月30日月曜日

ウロキョロ時期

(廃校跡地?この場所もいつか使えるかな・・・?)
同時進行で3つのミュージックビデオの企画を進めているけど、まったく苦にならない自分に驚く。やはり好きなのかな。さらに1つ追加しそうで怖い。

こういう時期は、ロケ場所に飢えているので、いつもと違うルートをわざと通ったり、ネットや人の話で情報収集したり、アンテナが常に高い状態が続く。「おっ」と思える場所はすかさずチェックして何かの時に使えるかもしれないとストックしておく。

会う人にも、何かの機会で出演出来そうかどうかという視点で見ていたりするので、相手に妙な印象を与えているのではないかとヒヤヒヤしている。

これから少しずつ実務的な調整作業が多くなってきそう・・・。

2011年5月29日日曜日

湾曲海岸

 今日は霧が立ち込めていた小樽だったけど、あるミュージックビデオのロケハン。ビーチは色々な場所にあるけれど、ただばーんと広がった海と砂浜よりも、湾曲していて画が作りやすい海岸を選んだ。

でもやっぱり爽やかな海の画って分かりやす過ぎる故に難しい。下手にわざとらしい動きやストーリーは入れないで、ただ立っているだけ、歩いているだけ、というような画の方が良いかなー。光のことと画角だけを考えながら撮っていった方が結果的には使える画かもしれない。光が強い分、表情も派手ではない、微妙な変化を捉えるように撮る・・・。そんな感じで画コンテを描いてみるかな。

もう2本あるミュージックビデオも、色々なコラボレーションが出来そうで嬉しい感じ。早くYoutubeなどにアップできるようにがんばろう!

2011年5月27日金曜日

バカボンパパ

(オイラはどーでも良いニャー、とネコは言う)
「評価は自分でするものではなく、周りがするもの」と言われてきた。それはそうなんだろうなぁ。

でもその結果、周りの評価ばかりを気にして評価のために行動するのは本末転倒じゃないかと思う。クリエイティブの世界では特にそう。評価をしない人に対して使うエネルギーを、自分に向き合うために使うべきだ。最近は、「あとは好き嫌いという水準に達しているか」という基準で自分の作品を自己評価している。自己評価だから主観的なわけだけど、なるべく客観的に謙虚に評価。

自己満足と自己肯定は違う。自己評価の精度を上げる努力を続けないと「これでよいのだ」とバカボンパパの自己肯定感の心境に達する道のりは長い。

2011年5月25日水曜日

季節は制作

(季節は制作モードになってきたっ!わくわく)
制作するものがないよぅと騒いでいて「作らせて欲しいです」とお願いをしていたところ、「それじゃあ、これを作りませんか?」「一緒に作りませんか?」という話しが次々に現れて、期せずして3本のミュージックビデオの制作に取り掛かることになった。うれしいなぁ。夏の間はもうこれで一杯ですよ!
で、取り急ぎリリース日が確定しているバンドのものから具体的に動き始めた。

そんな折に、小樽ショートフィルムセッションが今年も開催されると連絡が来た。今日の新聞にも載ったらしく、周りから「今回も出すのかい?」という問い合わせ?!が次々と寄せられて、案外みんな新聞チェックしているんだなーと変なところで感心したりしていた。

でも当面はまさにミュージックビデオ三昧。この3本はそれぞれキャラクターの全く違う3曲なので、制作のし甲斐があるのだ!

2011年5月24日火曜日

安易な棚上げ


動画での広角レンズの魔力にハマってしまうと、無駄に多用してしまうリスクがある。広角で寄りの画とか、お手軽に「それっぽい」画が撮れてしまうのだ。

広角と望遠、標準、接写、様々な画角をどのように組み合わせていくのかということは、センスとしか言いようがないのだけど、ひとつの画角を多用しているビデオを観ると、それが確信的な表現方法として成り立つ場合を除いて、なんだかなーと思ってしまう。移動撮影のドリーとか、クレーンショットなんかもそう。そうすると、お約束な優等生ショットをただ並べただけの作品に見える。
機材に頼った安易な表現ということが分かってしまうと、ゲンナリ。正確に言うと、機材に頼っても良いのだけど安易なのがダメ。

あ、いや、自分のことは完全に棚に上げての話ッスよ!それとも自分が機材を持っていない妬みか!

2011年5月23日月曜日

!が多い夏


(まだどのバンドかは非公開?!) 
新しいミュージックビデオの打ち合わせ。今回はバンド!で、曲は爽やかな夏の歌!

「爽やかな夏」という分かりやすい表現は実は映像としては作りにくい画で、というのは「青い海!青い空!白い入道雲!」とか「浴衣!夏祭り!風鈴!団扇!」(やけに「!」が多い)とか、ほとんどの人が持つイメージが固定化し過ぎていて、それをそのまま撮り曲に合わせると安~い画になるリスクが高い。

バンドメンバーからも「カルピスやポカリスエットのCMみたいに!」というオーダーもあり、そうなると美少女を探さないとー!か?最初は「ワンカット編集で作っていこう」と盛り上がっていたのだけど、カルピス&ポカリが登場したところで私の思考はムムムとリセットされましたぞ。

・演奏シーンは明るい白いスタジオで撮影。
・海での外ロケはメンバーを出さない(あるいはチョイ役)で美少女メインで。

の方が、すっきりとまとまると思われる現在の心境。

2011年5月21日土曜日

塞翁の馬ってどんな馬?

制作予定がいくつか入り始めて、そろそろクリエイティブモードに切り替える。「人間万事塞翁が馬」の精神で、知り合えたり関わることが出来る人々に感謝して何が起きても自分の最善を尽くそうと思う。

と格好つけても、大したことがない自分で、ブツブツ文句を言ったり嘆いたり落ち込んだりするのも現実。まーそんなもんだ。

そんなかんだでも花はポチリと咲くし、鳥はチイと鳴く。そんな霧の五月。

2011年5月19日木曜日

或る事情の話 その2 -映像のチカラ-

 
(Photo by Tohru Konno

「或る事情」では、台本には主人公であるトモキの「心の声」が実はたくさん書いてあった。

当然、心の声はアフレコして映像と合わせてみる予定で撮影を進め、実際にアフレコで心の声を当ててみたのだけど、台詞が思ったよりも多く、見ていて台詞を追いかけて理解することで精一杯になってしまうという試聴者からの声が多数!映像の情報量、伝達力はすごいんだなーと実感。

そう言われてみると、普段自分も、映像を何気なく見ているだけで勝手にストーリーを想像しているのが分かる。

そこで、脚本家のセンセイに了解をもらって、心の声をほぼすべてカットして編集をし直した。
こうすることで見ている人に考える「間」が出来て、味わうことが可能になって、物語も十分に伝わることも分かった。

これも心の声の台詞を完全に覚え、それを演じていればこそ伝わるのだー。
映像の演出は難しすぐる。。。

「或る事情」Youtubeページはコチラ