2011年5月31日火曜日

過剰に、待つ

(ホッカイドウらしい森林浴だぁ~)
しっくりとした映像のイメージが出てこない。撮りたい画がバチーンって頭の中にイメージ出来た時って、既に8割くらい完成している状態だと思う。
こんな時はぼんやりするのではなくて、ひたすら撮影予定地に行って感じることだと思う。現地をウロウロする。周辺を探索する。そして好きな映像や写真をたくさん見る。インプット過剰状態を作る。

たぶんそのうちにストンとイメージがやってくる。それまでインプットを続けながら、待つ。

2011年5月30日月曜日

ウロキョロ時期

(廃校跡地?この場所もいつか使えるかな・・・?)
同時進行で3つのミュージックビデオの企画を進めているけど、まったく苦にならない自分に驚く。やはり好きなのかな。さらに1つ追加しそうで怖い。

こういう時期は、ロケ場所に飢えているので、いつもと違うルートをわざと通ったり、ネットや人の話で情報収集したり、アンテナが常に高い状態が続く。「おっ」と思える場所はすかさずチェックして何かの時に使えるかもしれないとストックしておく。

会う人にも、何かの機会で出演出来そうかどうかという視点で見ていたりするので、相手に妙な印象を与えているのではないかとヒヤヒヤしている。

これから少しずつ実務的な調整作業が多くなってきそう・・・。

2011年5月29日日曜日

湾曲海岸

 今日は霧が立ち込めていた小樽だったけど、あるミュージックビデオのロケハン。ビーチは色々な場所にあるけれど、ただばーんと広がった海と砂浜よりも、湾曲していて画が作りやすい海岸を選んだ。

でもやっぱり爽やかな海の画って分かりやす過ぎる故に難しい。下手にわざとらしい動きやストーリーは入れないで、ただ立っているだけ、歩いているだけ、というような画の方が良いかなー。光のことと画角だけを考えながら撮っていった方が結果的には使える画かもしれない。光が強い分、表情も派手ではない、微妙な変化を捉えるように撮る・・・。そんな感じで画コンテを描いてみるかな。

もう2本あるミュージックビデオも、色々なコラボレーションが出来そうで嬉しい感じ。早くYoutubeなどにアップできるようにがんばろう!

2011年5月27日金曜日

バカボンパパ

(オイラはどーでも良いニャー、とネコは言う)
「評価は自分でするものではなく、周りがするもの」と言われてきた。それはそうなんだろうなぁ。

でもその結果、周りの評価ばかりを気にして評価のために行動するのは本末転倒じゃないかと思う。クリエイティブの世界では特にそう。評価をしない人に対して使うエネルギーを、自分に向き合うために使うべきだ。最近は、「あとは好き嫌いという水準に達しているか」という基準で自分の作品を自己評価している。自己評価だから主観的なわけだけど、なるべく客観的に謙虚に評価。

自己満足と自己肯定は違う。自己評価の精度を上げる努力を続けないと「これでよいのだ」とバカボンパパの自己肯定感の心境に達する道のりは長い。

2011年5月25日水曜日

季節は制作

(季節は制作モードになってきたっ!わくわく)
制作するものがないよぅと騒いでいて「作らせて欲しいです」とお願いをしていたところ、「それじゃあ、これを作りませんか?」「一緒に作りませんか?」という話しが次々に現れて、期せずして3本のミュージックビデオの制作に取り掛かることになった。うれしいなぁ。夏の間はもうこれで一杯ですよ!
で、取り急ぎリリース日が確定しているバンドのものから具体的に動き始めた。

そんな折に、小樽ショートフィルムセッションが今年も開催されると連絡が来た。今日の新聞にも載ったらしく、周りから「今回も出すのかい?」という問い合わせ?!が次々と寄せられて、案外みんな新聞チェックしているんだなーと変なところで感心したりしていた。

でも当面はまさにミュージックビデオ三昧。この3本はそれぞれキャラクターの全く違う3曲なので、制作のし甲斐があるのだ!

2011年5月24日火曜日

安易な棚上げ


動画での広角レンズの魔力にハマってしまうと、無駄に多用してしまうリスクがある。広角で寄りの画とか、お手軽に「それっぽい」画が撮れてしまうのだ。

広角と望遠、標準、接写、様々な画角をどのように組み合わせていくのかということは、センスとしか言いようがないのだけど、ひとつの画角を多用しているビデオを観ると、それが確信的な表現方法として成り立つ場合を除いて、なんだかなーと思ってしまう。移動撮影のドリーとか、クレーンショットなんかもそう。そうすると、お約束な優等生ショットをただ並べただけの作品に見える。
機材に頼った安易な表現ということが分かってしまうと、ゲンナリ。正確に言うと、機材に頼っても良いのだけど安易なのがダメ。

あ、いや、自分のことは完全に棚に上げての話ッスよ!それとも自分が機材を持っていない妬みか!

2011年5月23日月曜日

!が多い夏


(まだどのバンドかは非公開?!) 
新しいミュージックビデオの打ち合わせ。今回はバンド!で、曲は爽やかな夏の歌!

「爽やかな夏」という分かりやすい表現は実は映像としては作りにくい画で、というのは「青い海!青い空!白い入道雲!」とか「浴衣!夏祭り!風鈴!団扇!」(やけに「!」が多い)とか、ほとんどの人が持つイメージが固定化し過ぎていて、それをそのまま撮り曲に合わせると安~い画になるリスクが高い。

バンドメンバーからも「カルピスやポカリスエットのCMみたいに!」というオーダーもあり、そうなると美少女を探さないとー!か?最初は「ワンカット編集で作っていこう」と盛り上がっていたのだけど、カルピス&ポカリが登場したところで私の思考はムムムとリセットされましたぞ。

・演奏シーンは明るい白いスタジオで撮影。
・海での外ロケはメンバーを出さない(あるいはチョイ役)で美少女メインで。

の方が、すっきりとまとまると思われる現在の心境。

2011年5月21日土曜日

塞翁の馬ってどんな馬?

制作予定がいくつか入り始めて、そろそろクリエイティブモードに切り替える。「人間万事塞翁が馬」の精神で、知り合えたり関わることが出来る人々に感謝して何が起きても自分の最善を尽くそうと思う。

と格好つけても、大したことがない自分で、ブツブツ文句を言ったり嘆いたり落ち込んだりするのも現実。まーそんなもんだ。

そんなかんだでも花はポチリと咲くし、鳥はチイと鳴く。そんな霧の五月。

2011年5月19日木曜日

或る事情の話 その2 -映像のチカラ-

 
(Photo by Tohru Konno

「或る事情」では、台本には主人公であるトモキの「心の声」が実はたくさん書いてあった。

当然、心の声はアフレコして映像と合わせてみる予定で撮影を進め、実際にアフレコで心の声を当ててみたのだけど、台詞が思ったよりも多く、見ていて台詞を追いかけて理解することで精一杯になってしまうという試聴者からの声が多数!映像の情報量、伝達力はすごいんだなーと実感。

そう言われてみると、普段自分も、映像を何気なく見ているだけで勝手にストーリーを想像しているのが分かる。

そこで、脚本家のセンセイに了解をもらって、心の声をほぼすべてカットして編集をし直した。
こうすることで見ている人に考える「間」が出来て、味わうことが可能になって、物語も十分に伝わることも分かった。

これも心の声の台詞を完全に覚え、それを演じていればこそ伝わるのだー。
映像の演出は難しすぐる。。。

「或る事情」Youtubeページはコチラ

2011年5月18日水曜日

カエルの王子様

はじめてミュージックビデオを制作した里奈ちゃんの新作MVは「カエルの王子様」。私は撮影(と運転手)を担当させていただきました。
このビデオは、それぞれのロケが大変素晴らしかった。支笏湖ロケでは神秘的な色が素晴らしかったし、小樽・海猫屋さんの雰囲気は物語があった。太陽の光って素晴らしい。つくづくそう思う。
スタジオ撮影は、私の(音楽)スタジオで撮ったので撮影用の照明も当然なく、完全に目指す画が撮りきれてはいないのだけど、メイクチームのTEAM AiLOGICがプロらしいメイクをばっちりとキメてくれた。

カエルの被り物は、私が被ったら「カエルの王子様」でなく「カエルの王様」になってしまったので却下されたことが残念でならぬ。

2011年5月17日火曜日

或る事情の話 -その1-

極寒の季節に外でロケすることなんてとんでもない、というヘタレクリエイターの私が、脚本家のセンセイに「すべて室内でロケ可能な本を書いてくれ」とお願いして出来た作品が「或る事情」。
ほぼすべて主人公・トモキの部屋のみで完結するショートフィルムの割には上手くまとまったと。でもシナリオものは本当に難しい・・・。まだまだ修行を始めたばかり。

制作にあたり、撮影させてくれる男の一人暮らし部屋を探したものの、
「ショートフィルム作るんだけど協力してくれない?」「おっ面白そう、いいよいいよ。で、何する?」「いや、お前の部屋を撮影させて欲しいンだよね」「・・・」
と、頼んだ人すべてが同じ反応!

結局、空き部屋にすべての家具や小道具を持ち込んでトモキの部屋を作り上げてしまった!空き部屋だったので、暖房焚いても底冷えのする撮影だった、というオチ。

2011年5月16日月曜日

無駄手間歓迎

ものづくりをする時に、不便な環境の方が楽しかったりするのはなぜだろう?

不便な環境の中だと想像力を働かせて創意工夫をしないとならないから、その創意工夫をすること自体が面白いのだろうか。PCの性能が許す限りなんでも出来ちゃう環境はクリエイティブには向かないのかな。でもそんな中での想像力と創意工夫は、また違った可能性があるのかもしれない。

こんど「ディレイ1000連装」みたいな意味無いことをやってみるかな。
無駄な所に異様に時間と手間を掛けることって楽しい・・・!

2011年5月15日日曜日

ひだまり

今日は「クロスロード・ひだまり」というイベントに顔を出した。その名の通り、晴れ渡る空の下で様々なアーティスト達のライブあり展示即売会ありと、大変楽しいワクワクする空間と時間だった。

最近レコーディングをさせていただいた児玉梨奈さんもライブで歌うというのでその時間に合わせて会場へ行ったのだけど、ピアノの麻衣子さんにビデオ撮影を頼まれ、最後の方は腕がぷるぷる震えながら撮っていました。軟弱なワタシに撮らせてはダメですぞ!
(こんな素敵な絵も・・・)
さて、もうひとつの目的は、以前から気になっていたアーティスト、セイノユカさんの展示があるので見に行くということ。そしてなんと販売もしていたので、小さな絵を購入!スタジオの入り口に飾りました。。。
(スタジオの入り口に・・・)

2011年5月14日土曜日

ショートトリップ

お世話になっている友人より「東京から友人が来て小樽観光するンだけど」という話があり、そりゃ案内するよっ、ということで仕事を早引けして短い時間の中で小樽案内。
(お約束?!の富岡教会)

コンパクトにまとまっている小樽は、短い時間巡っただけでもその良さを十分感じられるかも。札幌からも近いし、自分自身も改めて惚れ直した!小樽。

ちょっとしたカフェやお店も良いところがたくさんあるのだけど、それはまた時間のあるときに。。。また来てくださいねー。

2011年5月12日木曜日

ポプラの公園

普段の通勤途中での気になる所、という場所がいくつかある。このポプラの木立もそのひとつだった。

ポプラは個人的に北海道らしい木だと思っていて、とっても好きな木だ。いつもこの木立の揺れ具合を車の中から見て、風の強さを感じたりもしている。

立ち寄ってみるとそこは小さな公園で、その小さな公園に立派なポプラ木立がある素敵な場所だった。

ロケをするにはちょっと周りの景色が今一つなのが残念だったけど、もう少し緑が濃くなった時期にまた来てみよう。

2011年5月11日水曜日

冷たい快晴

ほんとうに久しぶりに快晴の空。でも空気はまだ冷たい。ちょいと体調がすぐれず、ミュージックビデオのアイデアが湧かない。カラダが元気じゃないと良いクリエイティブは生まれないンだな!
(夕焼け前の張碓。)

そんな時はさくっと呑んで早く寝るに限る。いや、お酒は飲まずにとっとと寝るに限る、だった!

2011年5月10日火曜日

追い越さないでー

寒い日が続いていて、「ようやく雪がなくなったね」→「でもまだ春が来ないね」→「なんだか寒い日が続くね、リラ冷え」→「なんで北海道なのに梅雨なのさ、エゾ梅雨」→「いきなり夏ー!!なんで北海道なのにこんなにあ゛づいのーー」というシナリオだけは避けてほしいッス、天気の神様!

それでも桜の花は咲く。

昨日はBloggerの本文にテキストが投稿できず、題名と写真だけしかアップ出来ない事態だったけど、設定で「以前のエディタに戻す」に変更したら無事に本文にテキストが投稿できるようになりましたとさ。
昨日の文章も保存してあるけど、あえてアップしないで、題名と写真だけのままにしておきます。

2011年5月8日日曜日

デカメロンクリームソーダ

 (トイレットペーパーホルダーの正式名は「紙巻器」。)

今日はやや二日酔いながらも、児玉梨奈さんのミックスダウン作業日。本当はLogicからO2R96にパラで出してミキサー上でEQやコンプ、リバーブを調整するのだけど、来週のイベントで販売するCD用の音源(しかも3曲!)ということで、時間がチョー限られているのですべてMac内で処理。セカセカ。

ミックス作業をしていると、たくさん修正したい部分やアイデアが出てくるけど、今日は目をつぶってスピードを優先。レコーディング自体もハイスピードだったし、ある意味、スタジオライブ音源的な位置付けということで!
(ミックスのお供に・・・)

2011年5月7日土曜日

人不知而不慍

学びて時に之を習ふ。亦説ばしからずや。
朋有り遠方より来たる。亦楽しからずや。
人知らずして慍みず。亦君子ならずや。
いまさらながら 「論語」。

(まるで犬小屋の犬みたい)

今の自分の向かいたい心境に近い。辿り着くには相当な時間と修行が必要だけど。
自己顕示欲・承認願望を消し去ることなんて出来ないだろうな、と、ホームページを公開したりブログを書いたりしていてつくづく思う。逆に開き直って、「俺は認められたいもんね、賞賛されたいもんね、うひひ」としていた方が楽かな。確信犯的な滑稽さ。

一方で「自分が聞きたい・自分が見たいものを自分自身で作りたい」という創造欲?というものも純粋にあるとも思う。

まぁ気ぃ楽にして行こうか。

2011年5月6日金曜日

春ニシン

世の中はまだ連休モードだけど、私ゃ仕事だす。

朝の通勤途中で「きょうはこれをやらなきゃ」と考えていた書類仕事二つが見事に一つも出来上がらず、明日に持ち越し。明日も仕事。感謝感謝、と自分に言い聞かせる。

ところで、いくつかのミュージックビデオ企画が進みそう。シナリオ物の難しさを実感したので、またしばらくはミュージックビデオ制作でエネルギーつけよう。演技や演出は勉強すればするほど奥が深い。

いただいた春鰊、旬のものをどのように美味しく食すか嬉しい悩みも。小骨が喉に刺さらないように。

2011年5月5日木曜日

時代は回る

少しだけ春めいてきたけど、まだ風が冷たい。

コブシがキレイな時期。山々にも白く美しいコブシが点在するのがはっきりと分かるようになってきた。そして近所にある桜の蕾の色が少しずつ濃くなってくる。よく気にして見ていないとあっという間に満開で葉ザクラになってしまう。そして満開時期に雨が降るととても残念な気持ちになる。

それでも桜は毎年きれいな桃色をきちんと届けてくれる。淡々と同じ営みを続けることへ感謝。
今日はお世話になった人が急逝して、偲ぶ会に出席してきました。

2011年5月4日水曜日

初めての音

今日は冷たい雨模様@札幌で、ある意味レコーディング日和。

というわけで、アーティストの児玉梨奈さんのレコーディングの続き。前回録れなかった民族楽器のデジュリドゥや、ガンクドラム?という楽器が入った曲を録った。このガンクドラムは何やらプロパンガスボンベの容器の豆タンクみたいな感じで面白い!
(これがガンクドラム・・・)

デジュリドゥはゲヨゲヨ鳴るし、ガンクは優しい癒しの音。これにギター、ピアノ、カホンと児玉梨奈さんの歌声が入り、不思議世界炸裂!デジュとガンクは録った経験がないので、マイキングや使うマイクをどうしようかと迷ったけど、U87で全体の倍音を拾うのと、SM57を2本ステレオで立てて録ってみた。
(で、これがデジュリドゥ。)

ミックスが楽しみでもあり、果たしてまとまるのか不安でもあり。

2011年5月3日火曜日

りんごの誘惑

(欲しいときに「それ下さい」って言わないと、ネタ切れしちゃうよ!)

自分の作品を人に見せて自慢がしたいとiPad2を買いにアップルストアに行ったけど、wifiモデルは見事に在庫切れで、3Gモデルしかないという。やはり邪な考えで行動すると良くない。

コンピューターは古くはNECのPC8001の頃からの付き合い。アップルは当時から高嶺の花で、初めて手に入れたColorClassicは、本当にほんとうに嬉しかった。以来、アップル製品は「新製品が出た時が買い時」と心得ているし、多額の投資もしている。いや、させられている。
今でも音楽制作はMacPro。映像はGH1(AVCHD)との相性の関係でWinに浮気しているけど。

iPadは「まあ買うのは待て」という啓示だと思い、しばらく待ちます。ちーん。

2011年5月2日月曜日

Bull or Cow?


(そんなに見つめないでほしい・・・)

もゥ~お前は何がしたいんじゃ。牛が見つめる。

表現と自己顕示欲とのバランスとか、ビジネスと趣味のバランスとか、商業性と芸術性とか、ややこしい話はひとまず脇に置いておいて、自分の感覚を信じて気楽に作っていこっか!作り続けることに意義があるということにして、ツブラなヒトミから逃げる。

2011年5月1日日曜日

たら丸の街

岩内に行ってDVDを渡し、美味しい魚とお酒を堪能してきた。木田金次郎美術館も覗いたけど、残念ながら私はあまり趣味ではなかった。「青い太陽」の展示もなかったし・・・。
(こんなたばこ屋さんや・・・)

岩内はちょっと散歩に出ると味わい深い街。ふとした所に雰囲気がある。何か大切にしたいような、そんな場所。また行きます。
(こんな靴屋さんが・・・)