2011年4月17日日曜日

samsara

さて動画カメラを購入して、「何かミュージックビデオ制作するネタはないかの?」とわめいていたら「この子撮ってみな~い?」と紹介されたのが里奈ちゃん。
http://www.myspace.com/1004673384?pl=hom&lo=sub&isl=1

それで制作したのが「samsara」。ただし監督は作曲者でもある松倉サオリさんで、まんまと動画撮影に引き込まれた友人が撮影、私は撮影と編集を行ったのだ。撮影地は南区石山緑地。当時の機材は本当にカメラしかなく、三脚も写真用のがっちりと固定するものしかないという無謀ぶり。なのでパンするとカクカクカク~って動いちゃう。撮影用のドリーなんかも当然ないので、車椅子を使って移動撮影をしたり、なぜかレフ板だけはしっかりとあったり(値段的に購入できたというだけ)、無茶だらけだったけど、初めての映像撮影ということで盛り上がっていて楽しい撮影でした。

それで編集はMacに標準で添付されている「iMovie」。
松倉監督は部分部分では割と明確なイメージがあって「こんな感じぃ!」って撮影していくのだけど、最初から最後までの完全な画コンテが出来上がっている訳ではないので、ロケで撮影した分だけでは映像が足りない。で、私が日頃より素材として撮影しておいた、風景やら海の波やら雲の動きやらなんかをつなぎ合わせて何だか素敵に完成しました。ちなみにオープニングで使われている森のショットは、家族旅行で帯広に行ったときに撮っていたショットだったりする。。。

今考えてみると、撮影を担当として関わる時に、最初から最後までの画コンテやカット割りを大雑把でも分かっていると非常に助かる、ということをこの時に実感したので、自分が監督として制作する時には手伝ってくれるスタッフには最初から最後までのカット割りを事前に渡すようにしているのかもしれないです。

撮影秘話としては色々とあるけど、撮影時にバンドメンバーは4人だったのに、なんと編集の段階で1人脱退して、「脱退した人を画面に出さないで欲しい」っておいおい!
で、4人が映っているカットをトリミングして使うかもしくは全く使えなくなった、ということが一番インパクトが強いことだった。
「バンドは仲良くやろうよ~」

それはともかく、iMovieは非常に優秀で、細かい追い込みは出来ないし画質もそこそこ落ちるのだけど、それを差し引いても良く出来たソフトです。いわゆる「使える」プリセットも多いです。

色々と経験や学習を積み機材もぼちぼちと充実した今だったら、また違った撮影や編集もするのだろうけど、これはこれで荒削りながらも勢いがあって良いミュージックビデオだなぁ、と自己満足しているのでした。

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